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みらい研究室~オドロキ科学箱~@理科大葛飾キャンパス

去る3月12日、理科大の葛飾キャンパスで開催された『東京理科大学サイエンスフェア みらい研究室~オドロキ科学箱~』に出展してきました。このイベントは幼稚園児から小学生を対象に、科学を楽しみながら学ぶことを目的として毎年開催されており、科学系のクラブやサークルがブースを設けて様々な企画を行っています。今回、私たち文具研究同好会は『消えるインク!フリクション』というコーナーで、子どもたちにPILOTのフリクションペンがこすると消える不思議を理解し、実際に体験してもらう企画をしました。



当日の様子


インクが消える仕組みについて説明を聞いてもらった後、フリクションで紙にお絵描きをしてもらい、その絵をラミネートし、さらにその絵を冷却スプレーで冷やすという流れでした。フリクションとの比較用にマッキーも用意してみました。皆さんは描いた絵がどのように変化するかわかりますか?ここでのネタバレはやめておきましょう(最後まで読んだらばれる気がする)。気になる人は描いた絵をドライヤーで温めて、冷凍庫などで冷やすことで家でも同じ現象を見ることができるのでやってみてください!



作業の流れ


事前予約制で各回20分ずつのため、絵を描く時間は10分ほどしか取れませんでした。準備の段階で、子どもたちは10分で絵を描き終わるのか心配していました。しかしさすが、みんな豊かな想像力で短時間にたくさんの絵を描いてくれました。好きなアニメのキャラクターを描いた子や、家族の絵を描いた子(消えちゃったけど元に戻ってよかった!)、理科大の絵をかいてくれた子もいました。中には線が消えることを利用して、からくり迷路を作ってくれた子もいたようです。面白い!


簡単そうに見えたかもしれませんが実はラミネーター、すぐに丸まってしまうのでスタッフは曲がらないようにまっすぐ伸ばしながら通していたんです。冷却スプレーの担当は時々指につく霜の冷たさとスプレーを押し続けることでなくなっていく握力に耐えながら絵を戻していました。みんな紙いっぱいに絵をかいてくれたので、ラミネーターを通したあとだとどこに絵があるかわかりません(笑)。手探りで絵を探しながらの作業でした。またペンの色によっては元に戻りにくく、書いた時と同じようにはできなかった子もいました。ごめんなさいm(__)m




机の様子。使用したペンは毎回消毒しました。


昨年は新型コロナウイルスの影響でオンラインでの開催だったため、久しぶりの対面開催となりました。検温や手指の消毒、パーテーションの設置などできる限りの感染予防対策を講じた上で人数を制限しながらもこのようなイベントを実施することができてよかったです。「百聞は一見に如かず」ということわざにもあるように、科学は実際に見て経験することでその面白さがわかります。また次に開催されるときはより多くの人に参加していただけることを楽しみにしています。次は何をやろうかな?




終了後、空の冷却スプレーを積み上げて喜ぶ会長。まだまだ子どもです。



みらい研究室~オドロキ科学箱~HP



副会長 A.S


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