活版印刷の今




活版印刷は活字という字型を並べた組板(活版)を作り、その版を用いてハンコのような原理によって刷られています。

活版印刷機はもともとアルファベット26文字のみで文を構成できる英語文化圏で定着していました。しかし、膨大な活字を要する漢字文化圏では活版を組む手間からあまり普及はしませんでした。

現在ではデジタル印刷の普及により、日本国内だけでなく世界的に活版印刷機の姿を見ることは少なくなりました。

では、現在活版印刷はどのように使われているのか、私たちは都内にある活版印刷カフェ「Print+Plant」にて、最新の活版印刷技術を見学させてもらいました。

現在、活版印刷で活字を用いることは少なく金属や樹脂の版を作ることによって印刷することが多いため、文字だけでなく模様なども刷ることができるそうです。そのため、名刺などにもよく使用されるといいます。

また、Print+Plantでは活版印刷のアナログ性を生かした特殊活版という印刷技術を研究しており、フレグランス入りの印刷や、複数の色を足し続けていくことで異なった配色で印刷するランダム印刷など、印面に多くの表情を与えることも出来るのだというから驚きです。

現在の活版印刷は風味豊かで様々な表情を描き出すことができ、それは新しい芸術とも言えるのではないでしょうか。